独学で囲碁を始めてみました

囲碁初心者が独学で囲碁の勉強を始めてみました

囲碁を選んだ原点 ー囲碁の魅力ー

囲碁の勉強を始める前に、
少しだけ今の気持ちをまとめておきます。



さっさと勉強せい!と思いますよね。笑



でも、きっと棋力向上を目指す上で、
何度も壁にぶつかると思います。


そんな挫けそうな時に、また原点に戻ってきて、
自分を鼓舞できたらいいな、


というのが狙いでこの記事を書いています。



囲碁を始めた原点

囲碁に惹かれたのは、間違いなく
「ヒカルの碁」の影響ですね。
(何度も書いてますが、、笑)


ヒカルの碁とは(※ネタバレ含むのでご注意ください)

主人公の進藤ヒカル(当時小学6年生)が、
平安時代の碁打ち 藤原佐為(ふじわらのさい)と出逢い、
全くの素人から、たくさんの出会いと対局を通して、

どんどん成長していき、


囲碁部に入って大会で優勝を目指したり、
院生になってプロ棋士を目指したり、
そしてプロになってからは、神の一手を目指していく。



という少年漫画の王道ストーリーです。
少しずつ、そして着実にステップアップしていく感じですね。
ものすごく省略していますが。笑



また、塔矢アキラという
ヒカルの生涯のライバルの存在を忘れてはいけません。



ヒカルと同い年ながらもプロ棋士以上の実力を持つアキラ。
父は囲碁の名人というサラブレッドでありながら、
とても穏やかで飾らない性格の持ち主。


その内に燃えたぎる囲碁への情熱は周囲を驚かすほどで、
努力は惜しまず、ヒカルとの対局のためならなりふり構わず突き進む
情熱も兼ね備えている。


その強さ故に、同年代に敵なし。


一見、華やかな道を歩んでいるようなアキラだが、ヒカルと出会う前は、
ライバル不在なままプロになることに疑問を抱き、プロ試験を受けられずにいた。


そんな中、たまたま碁会所にやってきた、
ヒカル(実際は佐為)の実力の前に大敗(中押負け)する。


そこから、塔矢アキラは恐れながらもヒカルの中の佐為を追い、
そんな囲碁に真っ直ぐな塔矢アキラの姿勢にヒカル自身も感化され、
いつしか塔矢アキラを追うようになる。


そんなヒューマンドラマも楽しめます。


ヒカルの碁の魅力

  • 平安時代の碁打ち 藤原佐為の圧倒的な囲碁の強さ(最後の最後まで真っ向勝負で負け知らず。この佐為の強さに心から憧れました)
  • 物語の初期はヒカルを通して佐為が打つことで、その強さにより周囲から、ヒカルは特別視され始める(周囲の目に映る、ヒカルの謎めいた強さ。佐為の影が物語の最初から最後まで、ヒカルを特別な存在に押し上げ、周囲を巻き込み、そして成長の機会を得ていく。そんな境遇がヒカルの爆発的な成長に繋がり、まるで自分事のように嬉しく感じられました)
  • 塔矢アキラという同年代に敵なしのライバルの存在(ともに切磋琢磨できる相手がいることの重要さを改めて学びました。そしてとても羨ましく感じましたね)
  • 桑原本因坊の「知っとるか?碁は2人で打つものなんじゃよ。碁は1人では打てんのじゃ。2人いるんじゃよ。1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ。等しく才たけた者が2人要るんじゃよ。2人揃ってはじめて、神の一手に一歩近づく。」という言葉(ヒカルを棋院で一目見て、ただならぬ気配を感じとるあたり、この人も特別な何かを持った人間なんだろうなととても気になる人になりました。この言葉も当たり前のように思えて非常に奥が深い)
  • 素人だったヒカルが、佐為や塔矢アキラに感化されつつ、どんどん囲碁にのめり込み、そしていつしか、神の一手に最も近いと言われる佐為の影を評価していた人たちを、爆発的に成長したヒカル自身の実力で改めて認めさせる(王道ですが、非常に気持ちの良いサクセスストーリーです。自分も成長したい!と心から思えました)
  • ヒカルの才能は目を見張るものがある一方で、要所要所に苦労や努力を重ねる姿が描かれており、努力の大切さを改めて意識できる(もちろん、報われない努力もあるのは重々承知ですが、努力しない限り、報われないというのも世の常ですからね)


ストーリーが進行するに連れて、
どんどんヒカルに感情移入してしまうので、
最終話の余韻が非常に大きいです。


それ故に、その続き見たさに、
囲碁を始めたい!と感じてしまいました。


囲碁云々は関係なく、個人的には大好きなストーリー展開ですね。
作者の腕だと思います。
もし将棋を題材にしていたら、将棋を始めてたかもしれません。笑



囲碁の魅力

ということで、将棋でもいいの?と思ってしまったので、
一旦、話を戻します。
漫画の評価だけでは終われないですね。笑


最後に、囲碁そのものにフォーカスして、
囲碁の魅力をまとめておきます。



  • 盤面上、自由に戦略を立て、ルールの範囲内で自由に発想し石を置ける⭐️
  • 置き石という分かりやすいハンデを設けることができ、実力差があってもゲームを楽しめる(はず)
  • 盤のサイズが9路、13路、19路と複数存在し、気軽に打ったり、腰を据えて打ったりと使い分けができる



現時点だと上記の⭐️が1番大きい魅力ですね。


せっかく勉強するなら、
頭をフル回転させて、対局相手としのぎを削るような対局
自分の意思でできるようなものにしたい。


長期的にはボケ防止も兼ねて。笑


最終的には、子供らにも教えてあげられるように、
まずは自分自身が囲碁とは何かを
きちんと理解するようにしたいと思います。



ゆきティム